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インテリアコーディネーターの基礎知識
インテリアコーディネーターとは
インテリアコーディネーターとは、インテリアに関連した幅広い商品知識をもとに、顧客に対して快適な住空間を提案するプロフェッショナルな人のことをいいます。その際、重要な要素として「空間」・「機能」・「感覚」・「経済」・「技術」の5つのポイントがあります。これらの要素のバランスをとりながら、住む人の要望にあった住空間づくりのアドバイスを行ないます。インテリア計画の立案や、家具・設備など、インテリア商品の選択について細かく提案していきます。
インテリアコーディネーターは、商品相互のカラーコーディネートやインテリアのみならず建築に関する知識も必要になってきます。インテリア業界では、インテリアコーディネーターの頭文字から「IC」と呼ばれています。
インテリアコーディネーターのニーズ
インテリアコーディネーターが活躍するようになったのは、日本が高度成長期のバブル期に入ったころで、豊かな生活を手にいれた人たちに、住生活を楽しみたいという意識が芽生えたためでした。しかし、このころは、お金がある人だけが楽しめるという感覚でした。
現在では、低成長期にはいっており、バブル期のような豊かな生活は望めなくなり、住生活に対する要求は、多様化しています。快適なのは、もちろんですが、それ以外に高齢化や省エネ、耐久性など、それまでなかった要素も取り入れなければならなくなりました。ですから、インテリアコーディネーターは、このような多種多様な要望をコストをなるべく抑えつつ、実現させるプロフェッショナルな存在として求められているのです。
インテリアコーディネーターの収入
インテリアコーディネーターは、その勤務形態や能力、それまでの実績などによって収入に大きな差が出てきます。能力や実績を考慮しないで、平均を出してみると、だいたいの相場としては、年収300〜400万円くらいだそうです。これに会社によっては資格手当てが15000円〜20000円ほど加算される場合も多いようです。さらに、建築に関する専門分野の知識を習得すれば、高い評価を得られますので、収入アップも期待できます。
また、フリーで活躍しているインテリアコーディネーターの場合は、設計事務所や住宅メーカーとの交渉によって、収入が決まってきます。顧客に合わせて夜に訪問するなど、勤務時間が長くなりがちですが、実力次第では、1000万円以上ということも可能になってきます。
インテリアコーディネーターに必要な能力
インテリアコーディネーターに求められる資質としては、まず相手の話をじっくりと聞いて、相手が話しやすい環境をつくり、要望をしっかりと受け止める「コミュニケーション能力」が必要です。そして、自分が提案するプランをきちんとわかりやすく相手に伝えることができる「プレゼンテーション能力」も必要です。
また、美的感覚と生活感覚も重要な要素であり、インテリアや住宅に関する知識はもちろんですが、住空間を美しく演出できる能力も大切です。色彩に対するバランスやセンス、「構想力」などに加え、時には顧客の要望を十分把握したうえでの、大胆な「発想力」も必要になってきます。そして、建設会社や設計担当と顧客の間のパイプ役として「交渉力」も重要な要素といえます。
インテリアコーディネーターの将来性
インテリアコーディネーターは、今後、ますます増える住宅リフォームよって、ニーズが高まると思われます。近年では、リフォームをする際、より住空間の充実のために、プロにアドバイスを求める人が増えています。インテリアや住宅に関して、ユーザーの求めるレベルは非常に高く、自分らしい個性を重視するようになってきています。
また、デザイナーズマンションなどの住宅販売が人気をよんでいることから、インテリアや建築業界は、さらに注目を集めることになるでしょう。インテリアコーディネーターは、住空間を専門的な知識のもとに、トータルに提案することができるので、今後も需要は高まるものと思われ、建築士と一緒にフリーで仕事をするインテリアコーディネーターが増えてくるでしょう。
インテリアコーディネーターの勤務形態
インテリアコーディネーターの勤務形態には、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどがあります。正社員の場合は、待遇や給料は安定していますが、休日が不定期であったり、インテリアコーディネーターとしての仕事以外のこともこなさなければならない可能性が高いと思われます。契約社員の場合には、企業によっては、フレックス制を採用していたり、時間的な拘束がゆるいこともありますが、正社員よりは、収入の面でやや不安定なところがあります。また、派遣社員は、実務能力が重要視され、スキル次第では高収入が期待でき、時間的な融通もきく場合も多いと思われます。最後にアルバイトは、待遇や給料の面では、不安定ですが、時間を比較的自由に使えるというメリットがあります。
インテリアコーディネーターの資格取得のメリット
インテリアコーディネーターの資格をもっているということは、なんといっても顧客からの信頼を得るための最大の武器になります。一生に一度の大きな買い物である家を建てるときは、なるべく、豊富な知識を持った信頼できるインテリアコーディネーターに仕事を任せたいと思うのが普通です。
また、採用する企業側も有資格者を採用の基準にしている場合も多く、資格手当てが支給されることも少なくありません。資格をとると、名簿に名前が登録され、社団法人インテリア産業協会が主催するセミナーの情報が入手できるだけではなく、参加することで、同業者との交流が図れるというメリットがあります。しかし、資格をとるだけでは、インテリアコーディネーターになれるとは限りませんので、さらなるステップアップのための努力が必要です。